活動内容

学術的会合の開催
放射光学会年会・放射光科学合同シンポジウムを開催して、会員に放射光科学とその利用技術に関する研究発表ならびに討論の場を提供しています。また、基礎講習会では光源加速器の基礎から、放射光利用によって進展した新しい学問までの広い領域からテーマを選び、 わかりやすく紹介しています。さらに、若手研究会では、今後の放射光科学を担う若手研究者が中心となって、放射光科学の新しい展開を議論します

国際交流
国際会議を開催するほか、国際会議に関する情報を提供し、会員の国際交流の便宜をはかっています。

刊行事業
放射光科学、放射光技術をわかりやすく紹介した解説記事、関連するいろいろな学問分野の発展の情報、 本会記事などを掲載した雑誌
「放射光」を発行(年6回)しています。

設立趣意書 (1988年4月 設立)

人類が光によって自然を認識し、理解を深めてきたことは、20世紀初頭における量子論、相対論の成立をはじめ、 科学史の多くの事例が教えるところであります。20世紀後半に登場した電子加速器からの放射光を 自然認識の手段として用いる自然科学の一分野、「放射光学」(Synchrotron Radiation Research)は、 光に関して今世紀、人類がなし遂げた科学・技術革新の一つであります。

放射光は赤外線からX線にわたる広大な波長領域において比類のない特長ある強力な光として、 あらゆる物質の静的・動的構造、及び電子状態の解明において威力を発揮しています。 放射光を使った研究の本格的発展が始まってから10年余に過ぎませんが、 いまや放射光の発生から利用までを対象とする新しい学際的研究領域である放射光学は、 広範な分野においてその地位を確立し、なお新しい研究分野も続々と開かれつつあります。

現在、我が国には、数ヶ所に放射光利用の研究施設があり、2,000人に及ぶ研究者が活動しております。さらには一層特色ある光を求めて、基礎研究用及び産業用施設の計画ないし建設が爆発的に進められております。 この状況は諸外国においても全く同様であり、放射光の利用と施設の建設の機運は急速に広がりつつあります。

ここに放射光学の格段の発展をはかるため、研究の成果と動向に関する意見の交換、共通の学術的・技術的課題の解決、 あるいは新分野の開拓を目指した迅速な内外の情報交換の場として日本放射光学会を設立するものであります。