「第4世代大型放射光源計画に関する特別委員会」の設置について

2023/10/28

第4世代大型放射光源計画に関する特別委員会委員

足立伸一(KEK) 岸本浩通(住友ゴム工業) 篠原佑也(Oak Ridge National Lab)
高橋幸生(東北大学) 唯 美津木(名古屋大学) 西野吉則(北海道大学)
藤原明比古(関西学院大学)   (以上7名、下線委員長)

オブザーバー:矢代 航(東北大学、庶務幹事)、事務局

日本放射光学会特別委員会 「第4世代大型放射光源計画に関する提言」 公開のお知らせ

 日本放射光学会では、2023年10月28日の評議員会において、現在世界で急速に進行している大型放射光源の第4世代化を踏まえて特別委員会の設置を決定し、このたび第4世代大型放射光源計画に関する提言を取りまとめて公開しましたので、以下にご報告いたします。
 本特別委員会は、現在の社会的要請を踏まえつつ、放射光分野の専門学会として、主に科学技術的観点から、その背景、必要性および課題について、今後2年をかけて議論を行う予定です。ただし、第4世代大型放射光源の整備自体については喫緊の課題であることが認められたため、本提言は中間まとめのかたちで提言の骨子をまとめたものです。
 第4世代大型放射光源は、さまざまな社会課題の解決に重要な役割を果たすことが期待され、また一方で、諸外国での第4世代大型放射光源の整備が急速に進みつつある現在、これまで半世紀以上にわたって世界の放射光科学を牽引してきた日本の放射光科学の国際的な優位性を維持・向上させ、経済安全保障を確保する観点からも国内での第4世代大型放射光源の整備が急がれます。本特別委員会では、第4世代大型放射光源が、放射光科学の新たな地平を切り拓く強力な研究ツールであるのみならず、応用研究、産業利用研究に至るまで、極めて広範な研究開発のための基盤施設であることを踏まえて、我が国における早急な実現を提言いたしました。
 会員の皆様におかれましては、本提言をぜひご一読いただき、ご意見、コメントなどお送りいただければ幸いです。
(ご意見、コメントの送付先:日本放射光学会事務局 E-mail:jssrr●jssrr.jp / ●は@に変更してください)

2024年4月10日
特別委員会委員長 足立伸一

第4世代大型放射光源計画に関する提言